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「携帯情報端末」それは「PDA」という名のもとに存在していた・・。
そして世界のソニーが世に送り出したPDAの元祖的マシン「Palm Top」から10年後、満を持して2000年に発表された「CLIE シリーズ」。新機種投入が2005年に終了。おしまれつつも、幕を閉じることとなったが、その功績ははかりしれない・・。
CLIEを懐かしみつつ、「Palmとは…」「PDAとは…」と考えてみたサイトです・・。
CLIE(クリエ)とは、"Communication Linkage for Information & Entertainment"の頭文字をとっって付けられた名称である。
ソニーが開発・製造・販売していた、Palm OSを搭載するPDA。
2000年から2005年の間、オリジナルのPalm OSの機能に頼らず、独自の拡張によっていち早く高解像度のカラー液晶を搭載し、デジタルカメラを搭載するなどした端末を発売し、画像や音楽プレーヤーとして使えるマルチメディア路線を選んで成功を収めた。
同社ではCLIEを、PDA「パーソナル・デジタル・アシスタンツ」としてではなく、「パーソナル・エンターテインメント・オーガナイザー」としたコンセプトの元、ビジネス用途としてよりもむしろエンターテインメントツールとして、これまでPDAと縁の無かった層の人々によって使われることが想定されている機種が多く開発された。
元々PDAはマルチメディア志向ではなかった。それは、使える電力に限りがあり、高速なCPUを積んで動画処理をおこなうには向いていなかったこと、また、Palmというデバイスは電池交換あるいは充電一回で長期間使えることに重点が置かれていたことなどからであった。
これに対しソニーはCLIEに高速のCPUを採用したり、それまでに培ってきた省電力技術を駆使して電池の寿命に対処を計っていくなどの独自性を展開させていった。
また、外部メモリとしては、同社のメモリースティックを採用、自社製品とのシームレスな連携を謳っていた。中にはCFメモリーカードを外部メモリとして利用できる機種もある。
オーソドックスなPalmスタイルのモデルには固執せず、本体下部の上下スクロールボタンとソニーお得意の「ジョグダイヤル」が搭載されたり、上下左右の入力が模索されたりもした。
PEG-NX80Vなど、本体を開くとキーボードが現れるモデルも発売された。グラフィティ領域が固定的ではなく、画面の一部に表示される「バーチャルグラフィティ」とも呼ばれる形式のモデルもあり、さらには漢字・かなを直接入力できるデクマ手書き入力ソフトウェアを搭載している機種もあった。
PEG-N700Cなどの音楽再生に重点を置いたモデルには、ウォークマンのようなリモコンつきイヤフォンが標準装備されていた。但し、N700Cでは、MP3は再生できなかった・・・。
PEG-UX50などの横長のワイド液晶モデルに至っては、いわゆる電子辞書のようなスタイルで、他の一般的なPalmデバイスとは異なる外見をしていた。
VFS(Virtual File System)、画面の縦横切り替え方式など、ソニーが提唱した方式をPalm OSに採用された事などがあったが、各Palm OS採用メーカーにおけるハードウェア的追加部分の差異や、ソフトウェアの共有がなされていなかった事などからPalm OSとしての共通化はなされなかった。
Palm OSを含めたPDA全体の進化がスマートフォンに志向したことで、トレンドから外れたCLIEの高機能化路線は、日本国内で動画や写真の閲覧に重点を置いたPEG-VZ90を発売し、2005年2月には、同年7月をもって全ての機種の生産を終了することを発表、これによりPalmメーカーは日本市場から完全撤退となった。
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