CLIE PEG-UX50 Photoレビュー |
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2003/7/17(木)に、「クリエ」の新製品PEG-UX50が発表されました。同日、銀座ソニービル8F「SOMIDOホール」で開催された新製品発表会で実機に触れることができましたので、簡単ですが、画像によるレビューをお届けします。なお、サムネイルをクリックするとVGAサイズの拡大画像が表示されます。 |
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左がクローズスタイルの状態です。マグネシウム合金を使用。仕上げはマットな感じで、ざらっとした手触りで持ちやすかったです。名刺入れサイズとは言い得て妙ですが、ワイシャツのポケットには余裕で入ります。本体下部には、左からストラップホール、マイク、ジョグホイール、Backボタンと続き、その右にある3つのボタンは標準でNetFront、CLIE Mail、予定表が割り当てられています。もちろん、こちらは環境設定で任意のアプリケーションを割り当てることもできます。また、一番右の突起部内に伸縮式のスタイラスを収納します。 |
右がターンスタイルの状態です。ヒンジの部分には、左側に300度回転する31万画素CMOSカメラ、右側にカメラを起動するキャプチャーボタンが配置されています。液晶サイズは3.2型で、Palmデバイスとしては初めて横型ワイドハイレゾ搭載機になります。液晶の左手にある2つの丸いランプはWiFiとBluetoothのインジケーターです。WiFiは通信中に点灯。BTは待機中に点滅、通信中が点灯です。画面に表示中のアプリケーションは、今回あらたに開発された3Dランチャー。アイコンが立体に描画されているのが確認できると思います。 |
ヒンジ部分の拡大です。NR/NX/NZ/新NXとヒンジについては大きく改善されてきた経緯がありますが、初の横型で、力のかかり具合が縦型と違うことから、かなり強度を持たせているそうです。 |
実際に何度も回転させてみましたが、スムーズに安定した回転が可能でした。回転方向はNR/NX/NZ/新NX同様、時計回りです。また、ヒンジ部にあるSONYロゴはどのスタイルでも常に表示されるように表裏2箇所に印刷されています。 |
オープンスタイルで正面、斜め右、斜め左3つの角度からの画像です。ハードウェアキーボードは、数字キーが独立しました。また、FnキーやShiftキーも一回のストロークでコマンドやCapsLock状態になる(押し続ける必要がない)ので、とても使いやすくなりました。 |
説明会でも強調していた波形のデザインも特徴的です。キータッチは堅めで力を入れて打つ感じ。ここで気になったのは音。クリック感を高めたかったのかわかりませんが、かなり「ペキペキ」鳴るのが気になりました。 |
また、液晶側よりもキーボード側の重量があるため両手で持ったバランスは良いと思いました。 |
本体右側面には左からスタイラスホール、メモリースティックスロット、イヤホン端子です。残念ながら、今回AVリモコンの対応はありませんでした。 |
本体左側面には、Holdスイッチを兼ねた電源スイッチ、赤外線送受信部、USBポート(ミニ)、ストラップホールの順です。今回のクレードルは充電専用でHotSync機能がありませんので、このUSBポートが唯一のPCとの接続手段になります。展示機の周りにはVAIOすら見かけなかったような…。WiFiとBT内蔵ってことで、ワイヤレスによるHotSyncを推奨したいってことなのでしょうか…。アプリも最初からROMに入っているし、後述のバックアップ機能を使うことで、PC側との同期を必要としない使い方も可能だからということでもあるのかも…。 |
SOMIDO Cafeだけが一時的な無線LANスポットになっていたので、NetFrontで当サイトにアクセスさせていただきました。ぼけてしまっていますが、縦型のそれよりもやはり見やすく感じました。ただ、横に長い分縦には短いわけで、サイトによっては、スクロールさせる量は縦型とほとんど違いがないように思います。 |
UX50の発表に合わせて、ソニー本社のプレスリリースでも大きく取り上げられた、ソニーグループが独自に開発したクリエ用新アプリケーションCPU「Handheld Engine」も大きく展示されていました。このCPUの生産は、SCEの半導体生産拠点「SCE Fab」で行われ、DRAM混載技術による低電圧動作が可能な大容量・広帯域64Mbit DRAMの搭載と独自の広帯域BUSアーキテクチャーの採用により、低クロック周波数ながらなめらかな動画再生をはじめとするAV機能の高性能化を実現し、ポータブルデバイスに不可欠な低消費電力を実現しているとのこと。 |
要は切手大チップ1枚にクリエを動かすのに必要十分な技術を詰め込んでUX50の小型化を実現したということのようです。それと、しつこいようですが、ソニーグループが独自に開発したCPUという点が重要で、ソニーはクリエ関連ビジネスに対して本気だということの意思表示としても取れます。また、開発元がSCEということからも、今年中に発売予定のPSXなどとの連携に関して、今後は期待できるのではないでしょうか。来年発売予定のPSPとの関連性が気になるところですが、発表会では一切触れられていませんでした。この辺は質問すれば良かったなあと後悔しております。 |
UX50のスケルトンモデル、ではないのですが、「Handheld Engine」の搭載場所がわかるように展示されていたモックアップ。キーボード左側中央の黒っぽい部分が「Handheld Engine」です。 |
サイズ比較にNX80Vを使ってみました。比較するのが野暮になるぐらい、全く新しいデザインです。NXの方はスーツの内ポケットに何とか入れられるぐらい、UXの方はスーツやワイシャツの胸ポケットにスッとはいる感じとでも言いましょうか…。 |
オープンスタイルでの比較。NR/NX/NZシリーズのハードウェアキーボードは、視点の移動が気になって全く使いこなせないでいましたが、UXはキーボードと画面の距離も近いですし、何よりキーサイズが大きいので操作性は格段にあがったように思います。これなら、使ってみようかなと思わせるものがありました。 |
本体の厚みはNXとそれほど変わりません。もちろんTシリーズと比較したら全然厚みがあります。 |
オープンスタイルの時の外観が、ZaurusのSLシリーズに非常によく似ていますが、ソニーの開発担当の方にお聞きしたところ、Zaurusが登場する以前にデザインは完成していたとのこと。横型液晶搭載ということで、開発・検証期間も長かったようです。また、どことなくVAIO Uシリーズっぽいところも感じられます。これは、VAIO Uシリーズのようなサブノートが欲しいけど、予算がないというような人にもアピールしそうです。 |
再びクローズスタイル。この形だと、全然Zaurusっぽくないんですけどね…。どちらかっていうと、最近はやりの薄型デジカメに近い印象があります。個人的には堅牢っぽさを感じるストラップホールがすごく好きです。 |
本体裏側です。各種ロゴやシリアル情報以外に、モノラルスピーカー、リセットホール、充電専用クレードルと拡張バッテリ用の接続端子があります。また、各所に設けられている開口はクレードルや拡張バッテリ、専用ケースを固定するためのものです。 |
本体右側面です。メモステスロットの上には、左がアクセス中に点滅するランプで、右が録音・録画状態の時に点灯する「Rec」ランプです。直線と曲線、四角と円形などのデザインの融合が見て取れます。個人的にはこういう感じは結構好きです |
本体前部側面。ここでは、あまりコメントすることがありませんが、中央より右側のアプリケーションボタンは、従来機同様電源オフの状態から、起動させることができます。 |
本体左側面部。電源スイッチ(兼HOLD)部は、最初はジョグかと間違えました。この角度から見て、右へスライドさせて電源ON、左へスライドするとHOLDが働きます。 |
本体後部側面。左の筋っぽいところがWiFiのアンテナだそうです。 |
伸縮式のスタイラスは、新NXシリーズのものと共通ですが色がグレーでした。使いにくい、全く気にならないなど賛否両論ですが、今後はこれが標準になると聞いたような気がします |
片手で使えるのかなと思って試してみました。ジョグホイールは、クリエでは初めての搭載になりますが、片手だとどうにも不安定で、使えなくはないんですが、落としてしまいそうで怖いです。ちなみに、右画像のようにターンスタイルで使う場合は、液晶部が邪魔してよけいに片手では使いにくくなります。そういう意味で、UX50は標準で両手で使うマシンだということを実感。左下のストラップホールには、是非とも頑丈なストラップをつけたいところです。 |
UX50標準の3Dランチャー画面です。「Handheld Engine」によって実現された立体描画により、3D化を実現したそうです。アイコンを選択するためのカーソルらしきものも3Dでアニメーションしています。ちなみに、右上にあるバーを使って、3Dの深さ(?)の調整とアイコンの大小切り替えが行えます。画面はアイコンサイズが大の状態です。なお、サイズ小では横に5つ表示可能でした。ジョグホールを回転させることでターゲットを移動させ、ジョグを押し込むことで起動が可能です。 |
右上の矢印アイコンをタップして、シルクエリアを表示させてみました。拡大画像で確認いただけますが、従来のソフトウェアGraffitiエリアをそのまま90度回転、アイコンやテキストも回転させた状態です。どうすればこの状態からいつもの縦画面にできるのかなと思っていたんですが、すでに大きく取り上げられているように、できないんですね、これが…。ちなみに左手で縦型に持つとジョグがちょうど親指に来ていい感じなんですよね…。いや、本当に残念です。 |
3Dランチャーは、NXシリーズなどと同様、見慣れたPalmOSの標準ランチャーに切り替えることもできます。画像は標準サイズのアイコンで横4×縦3の12個表示、小アイコンでは、…確認忘れました。横5×縦6で、右に中途半端な余白があったような気がしますが…。 |
なお、シルクエリアは環境設定で左に移動することもできます。サウスポーの方への配慮ということでしょうが、この場合の表示は線対称ではなく、右にあるものがそのまま移動しています。ちなみに、サウスポーの人が左手にスタイラスを持った場合本体を右手で持つことになりますから、ジョグが使いにくそうですね。試していないのでわかりませんが、センタージョグだったらこういうことも起こらないのになあと感じました。ちなみにシルクエリアには上下ボタンをシュミレートするボタンがありますのでそれを使う方法もあるようです。詳細は真下の画像を参照ください。 |
標準ランチャーのバージョンは4.5SX。クリエロゴのデザインが変更になり、グリーン字に白抜きになりました。ちなみに、旧NXが4.5S、TGとNZが4.51S、NX80Vが4.52Sでした。 ついでに、本体のメモリについてここで言及しておきますが、UX50には合計104MBという中途半端ですが広大なメモリが搭載されています。その内ユーザーが利用できるのが本体として16MB、外部メモリのように使える内蔵RAMディスクの約22MBになります。合わせて38MB。残り66MBの内訳は、わかっているのが作業用メモリに8MB。残りがROMと後述のバックアップ用領域みたいです。 |
デクマ手書き入力。予想していたのは、新NX搭載バージョンの縦型だったので、これにはちょっとびっくりしました。おまけに何も知らなければ出し方がわかりません。ランチャーなどの場合は一切起動せず、アプリケーションで文字入力可能な状態になってから、シルクエリア内の「a」と「1」アイコンをタップすると起動する仕組みになっています。表示は、TG50のGraffiti入力同様、専用ウインドウが表示されます。横書きの方が書きやすいにしても、せめてフル画面対応で6文字分のマスがあるとかして欲しかったかも…。でも、このバージョンのデクマの登場で、TG50での利用も可能ということが判明。専用バージョンのリリースもあるのではないかと期待させます。 |
こちらが、今回初めて搭載されたデータバックアップ機能の設定画面。環境設定の「省電力」という項目になります。ここで、ユーザーが設定する項目自体はありません。バッテリの残量が一定数を超えると自動的に本体内のバックアップ専用メモリ領域に16MB分のデータをバックアップします。PalmOSデバイスで弱いとされていた、バッテリ切れによるデータ消失が亡くなるというわけです。この機能はかなりうれしいのではないでしょうか。ちなみに、上記画面の省電力ボタンをタップすると強制的にバックアップ作業が始まり、バックアップ後に電源が落ちます。復帰は電源ボタンで良いのですが、バックアップデータを本体に読み込む時間分、起動が遅くなります。なお、MSBackupのように複数のバックアップデータの作成はできないそうです。 |
シルクエリアの右側に並んだアイコンの機能についてです。拡大画面を見た方がわかりやすいですが、上から、シルクエリア収縮、上下ボタンシュミレート、時計表示、メモリ情報、ハードウェアキーボードの特殊キーの状態表示、WiFiの感度、音量設定、バッテリ情報、メニュー、ホームとなっています。時計表示はアナログで、現時刻を表示しています。ちなみに、タップすると拡大されたアナログ・デジタル併記の時計が表示されます。メモステアイコンの下では、FnキーやCapsLockの状態を確認できます。通常は何も表示されない状態です。また、WiFiの感度は3段階で一番外側の四角が青く塗りつぶされている状態が感度最大のようです。 |
充電専用クレードルです。普通に上に奥だけで、カチッとはまります。カチッとはまりますが、電源ケーブル側では爪が引っかかっていないのでご注意ください。逆に本体をはずすときは後方を持ち上げて、上に持ち上げて思い切りよくはずします。バキッと音がしますが、これがデフォルトとか…。 |
こちらが専用の拡張バッテリ「PEGA-EB40」。標準の3倍のスタミナを誇ります。デザインが本体と一体型なので、本体に装着したままクレードルに載せて充電することができます。 ちなみに、拡張バッテリの2枚重ねは機構上不可能でした。やろうとしていた私を見て、ソニーのアテンドの方は、それは想像も付かなかったと苦笑しておられました…。 |
拡張バッテリ「PEGA-EB40」単体。これの取り付け方法は少し難しかったんですが、クレードルに載せるのとは違って本体の開口に爪を入れてスライドさせるという方式になっています。取り外しは左側面にある「Release」スイッチをONにした状態で逆にスライドさせます。結構カチッと固定されますので、取り外しの際はあせって落とさないようにしましょう。 |
拡張バッテリを取り付けた状態の左側面。厚い、重い…。 |
拡張バッテリを取り付けた状態の前部側面。厚い厚い重い重い…。 |
拡張バッテリを取り付けた状態の右側面。厚い厚い厚い重い重い重い…。 |
拡張バッテリを取り付けた状態の後部側面。厚み重量ともにおよそ2倍。ポケットに入れたら破れるかもしれません…。 |
これが拡張バッテリの管理画面。拡張バッテリを取り付けた状態では、本体のバッテリ残量は表示されません。聞いたところ、本体のバッテリは全く使われない状態になるそうです。ですから、拡張バッテリで本体バッテリを充電するということもできないようです。また、拡張バッテリは本体の電源がONの場合でも取り外しに何ら問題ないそうです。 |
最後におまけ、というか人気の無かったコーナー。イメージディスプレイに純正ケースがさりげなく置いてありました。触っていませんので使い勝手は良くわかりません。それと、現行機種の展示には、誰も近づいていませんでした…。 総論は、力尽きたので次回に続く・・・予定です。 |
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| 最終更新: Friday, 2003-07-18 15:13 | |||